ミカンの最大の効果はビタミンCというのは、改めて言うまでもないでしょう。
お肌にいいからとせっせと食べ、皮だって捨てずにまとめて袋に入れ、お風呂に入れて使います。
ただ、ミカンの皮は、こうして外からの効果を期待して使うばかりではなく、口から入れても薬効があります。
漢方では、ミカンはビタミンCではなく、健胃薬として重宝されてきました。具体的には、陳皮(ちんぴ)として単独で用いられるほか、さまざまな薬に配合されて使われています。
ミカンの皮を、お茶として飲んだり、料理の薬味として使えば、それだけで胃のもたれや食欲不振から解放されます。
ミカンを食べたあとの皮を、よく乾燥させて、細かく刻んで保存しておけば良いだけです。もしも皮のワックス処理が不安なら、浸してからよく洗えば大丈夫です。